大きいお仏壇から小さいお仏壇へ その９ ～お仏像の再利用と裏書の想い～

台風１５号により被害に遭われたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

 

 

 

みなさま、おはようございます。６代目です。

加茂定ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

 

日蓮宗のお寺様から、

「お仏壇を探されている方の相談にのってあげてほしい。」

というご依頼をいただきました。

 

 

 

お話をお伺いしますと、

・ご主人様の実家には大きなお仏壇があるが、大きくて京都の家では置く場所が無い

・ですので、コンパクトサイズのお仏壇を探してる

上記２点がお仏壇のサイズについてのお客様のご要望でした。

 

 

 

さらに、「実家のお仏壇から持ってきた木彫りのお仏像をご安置したい。」ということでした。

大きいお仏壇から小さいお仏壇に買い替えられる場合、

「今までのお仏壇で使っていたものが、小さいお仏壇に入るのかしら？」

このブログでも何度かご紹介しましたお悩みで、

お仏像の再利用ができるかどうかについてお客様は心配されていました。

 

 

 

小さいお仏壇に入るか？入らないか？？

小さいお仏壇に置けるか？置けないか？？

 

 

 

この心配事を解消するためには、お仏壇を持って行き、合わせてみる！

これに尽きるかなと思います＾＾

 

 

 

ただ、闇雲にお仏壇を持って行くわけではありません。

お客様の記憶の中にある木彫り仏像のサイズを頑張って思い出していただきます＾＾

そのサイズに近いお仏像を弊社ショールームからセレクトします。

そして、サイズ感に合ったお仏像を使って、お仏壇を選んでいただきます。

上の写真は、実際にお仏壇を持って行き、日蓮聖人像をご安置してみました。

もともと大きなお仏壇にご安置されていたお仏像ですので、とてもご立派な日蓮聖人像です。

しっかりと収まっていただけました♬

また、箪笥の上の空いているスペースにご安置されたいと仰られてましたが、

すっぽりと収まっています。

日蓮聖人像もご安置でき、お仏壇本体はコンパクトサイズ

ベストな大きさのお仏壇をご提案できたと思います。

 

 

 

ここまでの流れですが、

①　お客様がお持ちの日蓮聖人像と同サイズの物を使って、お仏壇をセレクト。

②　お仏具もご一緒にセレクトされました。

③　お仏壇のみを持って、お客様宅へ訪問。

④　お客様の日蓮聖人像がご安置できるかどうか最終確認

ここまで進めましたが、ほぼほぼゴールが見えてる状態ですね＾＾

 

 

 

残すは、

⑤　日を改めて、お仏壇を納品。

その日が来るまで心静かに待つだけです＾＾

 

 

 

補足ですが、④と⑤の期間中にお魂入れの予定をお寺様と打ち合わせされていました。

私が納品した次の日がお魂入れです＾＾

段取り良くご準備されていて、感心いたしました！

 

 

 

お客様の家にお仏壇を事前に持って行くのは大袈裟すぎではないでしょうか？！

パフォーマンス！？！？

 

 

 

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ここまで求められないお客様には、もちろんお仏壇を持って行くことはいたしません。

お客様も私も、日蓮聖人像が無事に入るお姿を確認したいという点で、両者合意のもと行っております。

 

 

 

納品の日になって、「お仏像が入らない！どうしよ～～～！！」

って慌てふためくことがないようにするための準備です！

お買い上げいただいたお仏壇を、気持ち良くお納めしたい！！！

そういう気持ちからくるものであります。

本当は現場でアタフタする姿をお客様に見せたくないのが本心かもしれません＞＜

入らなかったら、頭が真っ白になりそうですので

＜お掛け軸＞

＜お掛け軸＋お位牌＞

＜お掛け軸＋お位牌＋日蓮聖人＋お仏具＞

上の写真を３枚ご覧ください。

真ん中の掛け軸が日蓮聖人像に完全に隠れてしまいますので、

スタンドを天井まで目一杯伸ばしています！

わずかですが、お曼荼羅が見えてます＾＾

左端に白い筒が見えると思います。

こちらは花立に使われます。

コンパクトサイズ用の花立は小さいので、お花の容量が少なくなります。

加えて水も少ししか入らないため、夏場は枯れやすくなります。

ということで、お客様が実生活で使われている花瓶を使われることにされました。

 

 

 

写真では分かりにくいと思いますが、

香炉もロウソク立もおりんも通常サイズよりも大きい物を選ばれました。

小さいのは場所を取らない良さはあるけども、使い勝手が悪い。

毎日のお給仕を考えると、大きい方が使いやすいと判断されたためにそうされました。

最後に、こちらをご紹介させてください。

日蓮聖人像には裏書がされていました。

背中部分には、日蓮聖人像を買われた方のお名前とお魂入れをされたご住職様の名前が書かれていました。

買われた方は、ご主人様のお父様だそうです。

 

 

 

そして、台座裏側には「身延山にて求」と書かれてあります。

身延山とは日蓮宗の本山久遠寺があるお山です。

霊験あらたかな身延山でお求めになられたことに、こだわりが感じられます。

 

 

 

ご主人様のお父様から始まり、約４０年以上経過しています。

お姿を拝見させていただき、傷みもなく大事に手を合わせてこられたのが良く分かります。

日蓮聖人像は、ご実家から京都にお引越しされましたが、

「これからもお施主様ご家族を見守ってくださることでしょう」

そんなお優しいお顔をされていました。

箪笥と同系色のお色目で探されていましたが、

とても似通ったお色で、ものすごく喜んでいただけました。

写真を撮影していましたら、生花を活けていただきました＾＾

お花が１つあるだけで、さらにお仏壇らしい雰囲気がでましたね！

 

 

 

「他の方がどのようにしてお仏壇を祀られているか？」

「お仏壇を何処におかれているのか？」

みなさん気にされるポイントです。

 

 

 

私は、お客様にお願いして納品後にいつも撮影をさせていただいています。

これは、家業を手伝い始めた時からしていますので、撮影枚数は異常にあります（笑）

お仏壇をどこに置こうかでお悩みの方がおられましたらば、

これまでの納品実績をご覧になっていただくことが可能です。

お仏壇のお祀り例のヒントにしてくださいね＾＾

 

 

 

お仏像の再利用にあたり、お悩みを持たれていましたら一度お問い合わせくださいませ。

些細なことでもかまいませんので何なりとお問い合わせください。

しっかりとサポートさせていただきます！

【お問い合わせ先】

ホームページからのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

直通メールアドレス 0883@d2.dion.ne.jp からもご利用いただけます。

※返信にお時間がかかる場合もございます。

 

＜以下、関連ブログです＞

 

 

商品名：家具調仏壇（モダンタイプ）

素　材：台輪 ウォールナット調プリント　

　　　　戸板 ウォールナット調プリント

主芯材：ＭＤＦ

塗　り：ウレタン仕上げ

原産国：海外（国内にて検品済）

サイズ：高さ４２ｃｍ　幅３８ｃｍ　奥行３０ｃｍ

備　考：ダウンライト付

 

 

 

ところで、ご主人様の実家にあるお仏壇はどうなるのか。。。？

空き家にはなってしまうそうですが、奥様のお身体がお元気なうちはそのまま置いておかれるそうです。

お子様に車で実家まで送ってもらうそうです。

弊社は、もしお仏壇の処分を考えられる日が来ましたら、引取りに行く旨をお伝えしてあります。

 

 

 

ちなみに、お仏壇の横幅が１２０ｃｍ近くあるそうです

最近では稀にみる大きさのお仏壇です（汗）

その時がいつになるかは分かりませんが、

我が娘が大きくなっていれば一緒に行けたらなぁと淡い期待をしています＾＾

 

 

 

この度は、お客様のご希望に添えるお仕事ができ嬉しく思います。

喜んでいただけてたらなと思います＾＾

そして、何年後かに再会が出来ればと思います。

この度のご縁、誠に有難うございました。

 

 

 

さて、今日を乗り切れば明日から３連休ですね＾＾

そして来週末もまた３連休です！

１０連休とまではいきませんが、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか？＾＾

私は違いますけどね（笑）

カレンダー通りに休みが欲しいーーーー！

 

 

 

ウキウキな方々は、楽しい週末をお過ごしくださいね！

仕事をされる方々は、お客様に喜んでいただけるような接客をしましょうね！

私が一番接客を頑張ります！

 

 

 

では、本日も楽しい一日をおくりましょう＾＾

合掌

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