みなさま、おはようございます。６代目です。
加茂定ブログにお越しいただきありがとうございます。
お取引させていただいていますお寺様から、
「お仏壇を探されている方がいるので、提案してほしい」
という、ご依頼をいただきました。
お寺様とお客様で事前に打合せをされておられ、
① 台付仏壇（セパレートタイプ）
② 家具調（モダンタイプ）
③ お仏具は「ご本尊様」と「おりん」のみ
上記３点のご要望を踏まえて、ご提案させていただきました。
本題に入る前に、①の「台付仏壇（セパレートタイプ）」に付いてお話しいたします。
＜伝統型 台付仏壇（セパレートタイプ）＞
ごくごく簡単に申しますと、「床に置くタイプのお仏壇」のことです。
過去のブログでご紹介しましたお仏壇を例にとりますと、
＜家具調 台付仏壇（セパレートタイプ）＞
畳やフローリングに直置きをし、「赤い指」部分で上と下に分かれます。
上の写真お仏壇に付いては、下記ブログをご覧ください。
新しいお仏壇との出会い その１１ ～伝統型（クラシックタイプ）仏壇～
大きいお仏壇から小さいお仏壇へ その１３ ～お仏像の高さを低くできますか？～
「お仏壇の背が高い＝上と下に分かれる」
というようなイメージを持たれるかもしれません。
＜家具調 台付仏壇（ユニットタイプ）＞
しかし、上と下に分かれないタイプもあることも付け加えておきます♬
上の写真が、上下が繋がっているユニットタイプのお仏壇です。
上の写真お仏壇に付いては、下記ブログでご覧ください。
非常に簡単でしたが（笑）、
「台付仏壇（セパレートタイプ）」の説明となります♬
②に付いては、昔ながらの伝統的なデザインではなく、
「家具みたい」と呼ばれますお仏壇のことですね♬
上で写真を掲載しておりますが、
２枚目と３枚目が「家具調（モダンタイプ）」となります。
③に付いては、後程お仏壇と一緒にお話しさせていただきますね
以上の内容を含め、合計５台のお仏壇をご提案いたしました。
その中から、お選びいただきましたのが、
こちらのお仏壇になります。
タモ材を使ったお仏壇になります。
こちらのお仏壇なんですが、扉のセンター部分にご注目ください。
アルファベットの「Ｖ」が連続した模様が見えると思います。
上の写真は、「無料イラスト素材」よりＤＬしています。
https://sandrayoldi.blogspot.com/
私と同世代の方でありましたら、
ゴレンジャーの胸部分と言えば、共感を得られるのでは？？（笑）
こちらの模様は「矢羽貼り（「やばねばり」と読みます）」と申しまして、
弓矢の羽部分を模してお作りした柄となります。
矢の後方部分に取り付けられています羽のことです
＜矢羽柄＞
矢羽柄は、日本に古くからある伝統模様として使われています。
ネットで検索したしますと、
一度放たれた矢は真っ直ぐに飛び、その力強い様から、
「魔を払う縁起が良い物」とされてきました。
「矢羽柄」は、綺麗なデザインに目を取られがちですが、
また、射た矢は戻ってこないことから、
「出戻らないようにと願いを込めて、結婚する女性に矢羽模様の着物を持たせた」
という縁起担ぎとしても使われていたそうです。
矢羽模様に付いては、下記を参照させていただきました。
https://do-cca.com/2019/06/27/13237/
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00478/
お仏壇内部は、棚が２段付いております。
棚から天井までの高さは、約３４ｃｍあります。
棚には、それぞれ桜の柄が入っております。
１段目の棚は取外し式になっており、
裏側には隠し引出しが内蔵されています。
棚を外した状態の写真です。
天井までの高さが、約４４ｃｍになります。
大きなお仏像やお位牌も、充分にご安置できますね♬
お仏壇下部の扉を開けた写真です。
収納用の引出しが１つと、
スライド式の棚が付いております。
お仏壇上部にも、スライド式の棚が内蔵されています
ダウンライトも、もちろん内蔵されています
お仏壇の紹介は、以上となります！
という訳でございまして、お仏壇が決定しました。
２０２０年度 秋季大京都展＆暮らしの中の伝統的工芸品展 御礼
上のブログでお話ししました、
激励に来ていただきました方が、今回のお客様です
催事会場で細かな打合せも出来、納品に向けてしっかりとした準備ができましたよ＾＾
タイトルの通り、お客様とお寺様は異なる地域にお住まいです。
お魂入れの日程に合わせて、事前に配達をさせていただきました。
私は、現場に居合わせることは叶いませんでしたが、
お客様に写真を送っていただきました。
ありがとうございます
③ お仏具は「ご本尊様」と「おりん」と書いていましたが、
日蓮宗の掛軸を３枚ご用意させていただきました。
おりんは、「與五郎りん」です。
このブログで何度もご紹介させていただいています。
「與五郎りん」（「よごろうりん」と読みます。）
①京都在住の伝統工芸士資格取得者による手作業でお作りしています。
②銅と錫を使った合金「砂張（サハリ）」でお作りしています。
③「おりん」の表面に着色をしています。
④京都府仏具協同組合認定の伝統的工芸品シール付です。
その特徴は、
澄んだ音色と独特のうねりを持った余韻が特徴で心地よい音色を奏でます。
「與五郎りん」に付いては、下記ブログでもご紹介しております。
新しいお仏壇との出会い その５ ～コンパクト家具調（モダン）仏壇～
大きいお仏壇から小さいお仏壇へ その１９ ～年忌法要を機に～
菩提寺様が遠方にある方へ その２ ～お寺様でお魂入れ、そしてご自身で設置へ～
新しいお仏壇との出会い その１８－１ ～伝統型（クラシックタイプ）仏壇～
新しいお仏壇との出会い その１８－２ ～伝統型（クラシックタイプ）仏壇～
新しいお仏壇との出会い その１９－１ ～伝統型（クラシックタイプ）仏壇～
新しいお仏壇との出会い その１９－２ ～伝統型（クラシックタイプ）仏壇～
新しいお仏壇との出会い その２３ ～伝統型（クラシックタイプ）仏壇～
この度、お客様自らお仏壇をお持ち帰りになられ、
ご自身で設置までしていただきました。
タモの持つ自然なナチュラルカラーは言うまでもなく、
扉を全開にした矢羽模様が映えて綺麗ですね＾＾
お仏壇の設置写真も送っていただきました。
半畳の畳をご準備され、１段高い所にご安置されました。
商品名：家具調仏壇（モダンタイプ）
素 材：台輪 タモ薄板貼り
戸板 タモ薄板貼り
主芯材：ＭＤＦ
塗 り：ウレタン仕上げ
原産国：海外
サイズ：高さ１２０ｃｍ 幅４１ｃｍ 奥行３７ｃｍ
備 考：ダウンライト付
お客様ご自身がお仏壇を持ち帰っていただく、とても稀なケースでした。
「親御様も大変喜んでおられた」とご連絡もいただき、安堵いたしました。
美味しいお菓子を送っていただきました！
ご馳走様でした
今回のように、
お寺様・お客様・弊社が、それぞれ違う地域で暮らしています。
しかし、お寺様主導のもと、滞りなく進めることが出来ました。
新しい販売モデルケースが構築できました
同じような境遇の方は、そうそう居られないかとは思います。
でも、でもですよ！
同じようなケースを望みます！！
という方が居られましたらば、一度お問い合わせくださいませ。
些細なことでもかまいませんので何なりとお聞きください。
しっかりと調整・サポートさせていただきます！
【お問い合わせ先】
ホームページからのお問い合わせはこちらからお願いいたします。
直通メールアドレス 0883@d2.dion.ne.jp からもご利用いただけます。
※返信にお時間がかかる場合もございます。
＜以下、関連ブログです＞
菩提寺様が遠方にある方へ ～お寺様で入仏式からのお仏壇納品～
菩提寺様が遠方にある方へ その３ ～お寺様でお魂入れ、２基同時法要～
この度、初めてお仏壇をお迎えされたお客様
ご家族、そして後世まで「魔を払う」お仏壇としてお祀りしていただければ幸いです。
私の魔も、一緒に払ってもらえないかな？？（笑）
図々しいですね（笑笑）
お買上げ、誠にありがとうございました。
さて、朝晩の気温差がとてもありますね
日中は車で出掛けることが多いのですが、冷房かけています
でも、通勤時の朝晩には、暖房をかけています
良く寒暖の差にはお気を付けください、と申しておりますが、
自分自身が気を付けないといけないなぁとも感じております（汗）
気温と服装の目安として、
２０度以上は、長袖のシャツ
１５度～２０度は、カーディガンやジャケット
１０度～１５度は、秋コート
１０度以下は、冬コート
ドレスコードはこんな感じで過ごすと、快適だそうですよ♬
本日も、洗濯物がカラっと乾くほど、日中は暖かいそうです。
上の目安を見ますと、今日も複数の服装を持ってお出掛けしないとダメそうですね＞＜
手荷物増えるかも？ですが、
今日も良き一日をお過ごしくださいませ。
１０月最終週です！
合掌
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