みなさま、おはようございます。6代目です。
加茂定ブログにお越しいただきありがとうございます。
今回は木魚(「もくぎょ」と読みます)のお話です。
「ポクポクポク」と癒しの音を奏でてくれる、あの木魚です!
お客様は、もともと木魚を使わない宗派を信仰されていましたが、
改宗をされ、改宗先のご住職様から木魚を用意してほしいとお願いがあり、
弊社にお越しいただきました。
木魚の特長として、大きさにより音が異なります。
小さければ音は高く、大きければ音は低くなります。
木魚をお決めいただくにあたり、
「お部屋で木魚を叩き、鳴る音を確かめられた方が良いですよ~~」
とアドバイスさせていただき、お客様宅に木魚を持っていきました。
部屋の大きさにより、音の反響や余韻の残り方が異なります。
お客様には、聞き心地や耳に残る余韻をしっかりと吟味していただきたいという思いもありました。
順番に叩いていただき、音を確かめていただきます。
<国産品 本楠木魚 並彫>
ポクポクポク
<海外品 桂蘭木魚 並彫>
桂蘭=「けいらん」と読みます
ポクポクポク
合計6種類の音をお聞きいただき、ご家族でどれが良いか話し合いをされます。
ご主人様は、「お仏壇が黒いのでそれに合う色目が良いなぁ♬」
ご子息様は、「高い音よりも低い音の方が落ち着くなぁ♬♬」
ということで、ご家族がチョイスされたのが本桑の木魚でした!
<国産品 本桑木魚 上彫>
桑と言えば、「蚕が食べる葉」と言えばイメージがつくでしょうか?
日本を代表する最高級の銘木であり、とても希少価値の高い銘木です!
ご子息様がご希望されました、耳に馴染む優しい音色をだします。
また、お父様が希望されました「黒に合う」にも合致いたします。
本楠と桂蘭木魚は白みを帯びた色です。
一方で、本桑は趣ある黒みがかった茶色の木肌ですので、落ち着きある風格です。
言うまでもないですが、木目は大変美しいです。
そして、お父様から、さらに好印象をいただきましたのは、
彫刻の柄が細かく綺麗だったところです。
<本桑>
<本楠>
<桂蘭>
見比べますと、桑の彫刻が一番細かく綺麗ですよね!
この度、奥様が他界され、生前はお仏壇に一生懸命手を合わされていたと、お話しいただきました。
使われているお仏具を拝見させていただきましたが、良いお仏具をお使いになられていました。
ご家族曰く、
「手を合わせる物は、良い物・拘りのある物を使いたい。」
と、奥様は生前にお話しされていたそうです。
奥様の御遺志を引き継ぎ、
「残された家族が良い物・拘りのある物で奥様を偲びたい」
というご希望もあり、一番高価な本桑の木魚をお買い上げいただきました。
ちなみにですが、お使いになられていたお仏具の中に、
当ブログでも何度かご紹介させていただきました伝統工芸品の「與五郎りん」をお使いになられていました。
これは、奥様がお買い求めになられたとお話しされていました。
「與五郎りん」の記事は、下記ブログをご覧ください。
新しいお仏壇との出会い その5 ~コンパクト家具調(モダン)仏壇~
大きいお仏壇から小さいお仏壇へ その19 ~年忌法要を機に~
菩提寺様が遠方にある方へ その2 ~お寺様でお魂入れ、そしてご自身で設置へ~
新しいお仏壇との出会い その18-1 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
新しいお仏壇との出会い その18-2 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
新しいお仏壇との出会い その19-1 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
新しいお仏壇との出会い その19-2 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
新しいお仏壇との出会い その23 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
今回ご紹介しましたお仏具のご紹介です。
(名称) 国産材 本桑木魚
(大きさ)5寸(約15cm) ※木魚の横幅です。
(備考) 全工程国内仕上げです
本製品は現在廃盤です。在庫分のみご案内できます。
木魚には国産品・海外品、あるいは彫刻の仕方などにより多種多様の種類がございます。
一つ一つが手作業で作られるため、音色も表情も同じ物はございません。
お客様好みの木魚を見つけていただけるお手伝いをさせていただきます。
木魚のことでご希望やご不明な点などございましたらば、
些細なことでもかまいませんので何なりとお問い合わせください。
しっかりとサポートさせていただきます!
【お問い合わせ先】
ホームページからのお問い合わせはこちらからお願いいたします。
直通メールアドレス 0883@d2.dion.ne.jp からもご利用いただけます。
※返信にお時間がかかる場合もございます。
この度は良きご縁をいただき、心から御礼申し上げます。
お位牌も併せてご注文いただいております。
気を引き締めて、引き続き進めて参りたいと思います。
ありがとうございました。
さて、今週で10月も終わってしまいます。
10月31日は、ハロウィンですね!
いつの間にかと言いますか、もはや完全にイベントとして定着してますよね^^
仮装を楽しみ、町中を歩くイメージがありますが、みなさんは経験されたことがあるのでしょうか?
アラフォー中盤の私ですが、2年前にマリオの格好をしました!
それはそれは、地獄絵図でしたね><
ピチッとしたナイロン製の服でしたので、お腹の膨らみに沿って綺麗にボディラインが出ておりました(笑)
見るに堪えない姿です(大笑)
「マリオさん、ホンマすみません!」って感じでした。
トラウマとなって、それ以来は仮装をしていません(笑)
みなさんは、ハロウィンの予定をされていますか?
ボディラインに自信のない方は、本番まで僅かに時間があるのでシェイプアップできますよ(笑)
それでは、少し早いですが「ハッピーハロウィン!」
合掌
#京都 #kyoto #京仏壇 #京仏具 #仏壇 #仏具 #寺院用具 #加茂定
#木魚 #国産 木魚 #桑木魚 #本桑木魚 #楠木魚 #本楠木魚
#おりん #與五郎りん #よごろうりん #伝統工芸士
#砂張 #サハリ #響銅 #銅と錫を使った合金 #余韻 #余韻が長い
#着色 #黒くなる #変色に強い #京都府仏具協同組合 #伝統的工芸品
#仏壇のある暮らし #仏壇のある部屋 #1家に1仏壇 #和室