みなさま、こんにちは。6代目です。
引越し終了後、ご住職様からご要望をお伺いしまして、
8月末に本堂で大きな法要が執り行われるので、金襴の水引で見栄えよく荘厳してほしいとご依頼いただきました。
後日、改めて板の採寸を行い、現場の状況を把握しどのように取り付けるかをまず第一に考えます。
高所作業での注意と、水引が落ちないようにする工夫が重要になります。
小さな模型を作り、ご住職様と職人さん、そして私の3人で完成イメージを共有していきます。
イメージを共有するためには、打合わせを何度も繰り返しコミュニケーションをとらせていただきます。
金襴の柄も色々と準備して、お好きな柄をご住職様にお選びいただきます。
観音様を明るく見せたいということで、今回は正絹 朱色地 鳳凰柄でお仕立てすることとなりました。
出来上がりがこちらです。木綿の裏地も付けております。
金襴製品は反物からお仕立てに使う分量だけの生地を裁断します。
したがって、金襴を裁断しますと裁断面は糸がほつれてしまいます。
このままの状態で取付けますと、時間の経過とともにさらに糸がほつれていきます。
加えて見た目も悪くなってしまうのが想像できます。
そこで表地の金襴に裏地を付けることで糸がほつれる心配を解消させることとなり、見栄えも良くなります。
木綿は強度の強い素材ですので痛みにくく長持ちもします。
通気性も良いので、カビ対策にもなります。
また、水引が掛かっている場所は脚立やハシゴで届く高さではなく、触ることも動かしたりすることも容易ではありませんので、
永くご愛用いただけますようにと想いを込めて製作いたしました。
話しは戻りまして、
足場を作り、模型でイメージした通りに取付けを行います。
両側から始めて、最後に真ん中を取付けて完成です。
ご住職様にもご確認いただきまして、「見栄えよく」のご要望に精一杯お応えさせていただき、喜んでいただけました。
自分の考えを伝えるためには、会話をするということがホントに大事だと思います。
「考え」や「思い」を伝えることで、想い描く「形」になりました。
当社では、会話を通してお一人おひとりに合いましたプランを共に考えてまいります。
何かございましたら、いつでもお申し付け下さい。
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※返信にお時間がかかる場合もございます。
お盆も明けてしまいましたが、お墓参りにまだ行けておられない方はおられませんか?
お参りに行くことは「ご先祖様への感謝」という形になると思います。
合掌
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