行方不明になっていた中板を新規作成! その1-1

みなさま、おはようございます。6代目です。

加茂定ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

 

まずタイトルの中板(「なかいた」と読みます)がどういうものかと言いますと、

お位牌の中に入っている板のことです。

板位牌_その1.jpg

<板位牌 正面から見たお位牌>

板位牌_その2.jpg

<板位牌 斜めから見たお位牌>

お位牌と言いますと、上の写真のようなものを思いつく方がおられると思います。

「幸せます」なお仏壇納品 ~山口県防府市へ~

こちらのブログでご紹介しましたお位牌です。

 

 

 

では、この中に板が入ってるの??

違います^^

次の写真をご覧ください。

回出位牌_その1.JPG

<回出位牌 正面から見たお位牌>

回出位牌_その2.JPG

<回出位牌 斜めから見たお位牌>

お位牌の上部に屋根のような物が付きましたね。

扉も付きました。扉をしっかりと閉じられるようにフックのような物も見えますね^^

回出位牌_その3.JPG

<回出位牌 扉を開けた状態>

扉を開けますと、真ん中に黒い物が出てきました。

では、屋根を外してみますね。

回出位牌_その4.JPG

<回出位牌 屋根を外した状態>

箱のような形状になっております^^

そして、箱の中には板らしき物が入っています。

回出位牌_その5.JPG

<回出位牌 箱の中の板>

取り出してみました!

長かったですが(笑)、これが「中板」と呼ばれる物です。

先ほどの黒い物とは、上の写真に写っている右側の物です。

 

 

 

そう!お位牌の中に入っている板のことを、「中板」と呼びます。

こちらのお位牌には黒く塗った中板が1枚と木の状態の中板が9枚入っています。

すべて黒く塗ってある板が入っている場合もございます。

またお位牌のスタイルやデザインによって、中板の枚数も異なります。

 

 

 

そして、この中板のお役目はと言いますと、

亡くなられた方の戒名を彫ったり書いたりするための板です。

※太字部分の「戒名」は次のブログで訂正されますので、次回ブログもご覧ください。

板位牌_その1.jpgのサムネイル画像

上の写真のように、お亡くなりになられた方の戒名を板位牌に彫り、1霊か2霊でお祀りする。

※地域によっては、板位牌に10霊以上入る横幅の広いお位牌を使われることもございます。

回出位牌_その5.JPGのサムネイル画像

回出位牌は、複数人のお亡くなりになられた方の戒名を1枚1枚ご準備出来、

1つのお位牌でお祀りすることができます。

家系が長く続いていらっしゃるご家庭では、よくお見掛けします^^

 

 

 

・お仏壇の中に複数のお位牌をご安置できるスペースが無い方。

・大きいお仏壇から小さいお仏壇への買い替えで、複数のお位牌をご安置できるスペースが無くなった方。

つまり、「複数のお位牌を1つに纏める」ということになります。

※一族が末永く続くようにという願いを込めて、最初から回出位牌にされる方もおられます。

※複数のお位牌を1つに纏める方法は他にもありますが、それはまた別の機会で書きたいと思います。

このような状況にある方々が、このお位牌を選ばれています。

 

 

 

今回のブログは、この中板のお話を書こうと思いましたが、

前置きが長くなりましたので2回に分けたいと思います。

続きは次のブログにて^^

 

 

 

板位牌(「いたいはい」と読みます)は、1霊か2霊をお祀りするお位牌です。

回出位牌(「くりだしいはい」と読みます)は、スタイルやデザインによりますが5~10霊をお祀りできるお位牌です。

※繰出位牌と書く場合もあります。呼び方は同じです。

 

 

 

さて、今週も残りわずかとなりました!

今日と明日は、雨模様のようです><

過ごしにくい日々となるでしょうが、元気に過ごしてまいりましょう^^

合掌

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