お寺様用「鏧子」「鏧子台」をご下命いただきました! ~現物を見たい!~

みなさま、おはようございます。6代目です。

加茂定ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

 

お寺様から「鏧子」と「鏧子台」のお問い合わせをいただきました。

読み方もそうですが、使い方は、どんな風にするの

形はどうなっているの??

みなさん、イメージできますでしょうか???

 

 

 

「鏧子」ですが、読み方が難しいですねcoldsweats02

 

 

 

「鏧子」と書いて、「けいす」「きんす」などと読まれます。

「きんす」は、略されて「きん」と呼ばれるご住職様もおられますね^^

鏧子台」は、「けいすだい」と読みます。

 

 

 

では、「鏧子」とは、どんな使い方をするのでしょうか?

りんイラスト.jpg

チ~~~ン♬

という音色でお馴染みの「おりん」のことです。

鏧子台」は、「おりんを載せる台」のことを指します。

 

 

 

ようやく、実態が出てきましたね^^

 

 

 

そうなんです!

本堂でお経を読まれる時に鳴らされる「おりん」と「おりんを載せる台」

これが、今回のご依頼です。

 

 

 

ちなみに、本堂で鳴らす「おりん」は、

チ~~~ン」という高い音色ではなく、低音で鳴り響く音になります。

 

 

 

また、「鏧子」という名称ですが、

「大徳寺りん」「金丸」といった呼び名もあります。

「金丸」・・・「かなまる」と読みます。

鏧子」も、「丸金台」や「丸型鏧子」という言われ方もします。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、ご住職様にはご希望がございました。

「現物を見せてほしい」

ということでした。

 

 

 

現物をご覧になりたい理由として、

「他の仏具と、大きさのバランスを見たい」

「音色を聞いてみたい」

ご購入にあたって、大事な要素ですよね♬

 

 

 

「鏧子」の大きさは、「8寸」と「9寸」でご希望されていました。

鏧子台」は、それぞれの「鏧子」に合う大きさとなります。

どちらも、職人さんの所に在庫がございましたshine

 

 

 

あとは、貸していただき現場で合わせるだけ♬

 

 

 

スイスイ進むなぁと思っていたのですが、

トラブル発生です。

 

 

 

貸出しに難色を示されていますcrying

 

 

 

どういうことかと言いますと、

以前は貸出しをされていたそうなのですが、

傷付いて返却されることが多々あった為だそうですdespair

 

 

 

在庫として持たれている商品は、売り先が決まるまで大事に保管されています。

例えるならば、「嫁がせる前の大事な娘さん」です。

 

 

 

私にも娘がおりますが、嫁ぐ前に傷つけられたら怒るだけでは済まないですねangry

商品が傷付いて帰ってきたら、貸出しに難色を示されるのも当然です。

 

 

 

どうしようかと悩んでいましたら、

大徳寺りんサンプル_その1.JPG

<左:8寸 右:9寸>

どういう訳か、弊社に「8寸」と「9寸」の「鏧子」がありましたcoldsweats02

 

 

 

そこで、弊社の「8寸」と「9寸」を使い、

第1段階として、「他の仏具とのバランスを見ていただく」

 

 

 

「8寸」と「9寸」で大きさを決めていただいた後に、

第2段階として、「現物の音色をご確認いただく」

というプランを立てました。

 

 

 

「音色を聞く」ことは、「聞き比べをしたい」ということも兼ねています。

各サイズで複数種類お借りすることは難しいので、

大きさを先に決めていただき、その大きさの音色を聞き比べていただきます。

こうすることで、必要最低限の個数をお借りするだけで済みますのでhappy01

 

 

 

「鏧子台」は、直ぐにお貸しいただけましたよshinehappy01shine

 

 

 

すなわち、私はお寺様に2回訪問し、

「ご住職様の御要望を実現しよう!」という計画です!

 

 

 

プラン実行のために、「鏧子」貸出しのお願いです。

 

 

 

「貸してもらう→現場で見せる→返却する」

迅速に進むようスケジュールを組んで、職人さんにご理解をいただき、

なんとか貸出しのOKをいただけました。

詳細なことを言いますと、2個貸していただき、翌日に1個返却しました^^

我ながら、ナイス スケジューリングでしたscissors

傷もありません!!

 

 

 

それでは第1段階、大きさとバランスの確認です。

大徳寺りんサンプル_その2.JPG

<左:8寸 右:9寸>

お借りする「鏧子」は、弊社サイズより若干大きいです。

ですので、リアル感を出すためにコピー用紙で高さを付けています^^

 

 

 

「8寸」と「9寸」の表記に付いてですが、

大徳寺りんサンプル_その3.JPG

<8寸(約24cm)>

大徳寺りんサンプル_その4.JPG

<9寸(約27cm)

「鏧子」上部の直径の寸法です。

 

 

 

お寺様の本堂に置いてみまして、バランスをご確認いただきます。

写真撮影はしておりませんが、「8寸」に決められました!

大きさが決まりましたので、この時点で「鏧子」の貸出しを依頼しています。

 

 

 

後日、第2段階として音色の確認です。

「鏧子」は、2種類ご用意いたしました。

 

 

 

本堂にセッティングしまして、ご住職様に叩いていただきます。

大徳寺りん叩き比べ.jpg

「こっちかな♬」

1回づつ鳴らされて、ほぼ即決でしたnote

大徳寺りん機械打ち.JPG

「鏧子台」は、「国産品 木製 本漆手塗り」の良い物をご採用いただきました♬

「鏧子台」の寸法は、口径8寸 高さ24cmです。

丸布団は、直径9号(約27cm)で合わせています。

 

 

 

コロナ禍で流通量が減っているということで、

 

 

 

かなり!

 

 

 

かな~り!!

 

 

 

かな~~~~り!!!

お安くしていただきましたhappy01

 

 

 

まだしばらくは「コロナに負けるな価格」で、ご提供いただけますので、

ご興味ございます方は、お問い合わせくださいませ♬

早い者勝ち!となっておりますhappy01

「鏧子台」のみです。

※現品をご覧になりたい方は、要相談となります。

大徳寺りん全体写真.jpg

廻りの仏具とも、大きさのバランスが取れていますね^^

 

 

 

前後しますが、2種類の「鏧子」と書きました。

① 「機械打ち」と「手打ち」併用の鏧子

② 「手打ち」の鏧子

となっております。

 

 

 

「機械打ち」と「手打ち」とは、なんぞや??

機械打ちと手打ち.JPG

「鏧子」の表面を、よく見ていただくと波打った模様が出ています。

これは、槌で叩いた跡が模様となって出ております。

槌は、ハンマーを連想してください。

 

 

 

つまり、模様の出方が「人間が付けた」・「機械が付けた」

という違いになります。

 

 

 

「鏧子」という仏具ですが、

京都と富山県高岡が産地となります。

※中国製もございます。価格重視の方にお薦めです。

この度は、高岡製の「機械打ち」と「手打ち」の鏧子をご購入いただきました。

 

 

 

余談ですが、京都と高岡では、作り方が異なります。

また、品質ランクも各産地ごとに、それぞれ数種類ございます。

すべてを書きますと、スーパー長くなります(笑)

このお話しは、別の機会で出来ればと思いますshine

※槌で叩くのは「模様を出す為」という印象を与えていますが、違います。

 本来の目的に付いては、こちらも別の機会でお話しいたしますね。

 

 

 

という訳でございまして、

ご住職様の御希望でした「現物を見て決める」を実現することが出来ました。

「鏧子」と「鏧子台」をお貸しいただいた職人さんのご協力あってのお仕事でした。

職人さんに、心より感謝申し上げます。

 

 

 

最後に、今回ご紹介しましたお仏具のご紹介です。

【新調品】

(名称) 鏧子 

(大きさ)口径8寸 高さ19.5cm

(備考) 高岡製(「機械打ち」と「手打ち」の併用

 

 

 

【新調品】

(名称) 鏧子台 

(大きさ)口径8寸 高さ24cm

(備考) 日本製 木製 朱塗本漆手塗り 一部金箔押し

 

 

 

「鏧子」と「鏧子台」についてのご質問やご不明な点などございましたらば、

些細なことでもかまいませんので何なりとお問い合わせください。

しっかりとサポートさせていただきます!

【お問い合わせ先】

ホームページからのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

直通メールアドレス 0883@d2.dion.ne.jp からもご利用いただけます。

※返信にお時間がかかる場合もございます。

御礼メール.png

納品後、御礼のメールをいただけました!

嬉しいですshinehappy01shine

 

 

 

広島の催事出張に行く前でしたので、バタバタの折にお伺い致しました。

こちらの都合に合わせていただき、本当にありがたかったですnote

改めてお礼申し上げます。

この度のご縁、誠にありがとうございました。

 

 

 

さて、浜松から京都に戻って1週間が経ちました。

京都市内を車で廻っていますと、桜が咲いていますcherryblossom

 

 

 

出発の時は、咲いていなかったのですが。。。

 

 

 

一気に気候が暖かくなりましたので、

「春うらら」へと様変わりした街並みに驚いています(笑)

桜_その1.JPG

今年の1月に撮影しました桜の木は、

桜_その2.JPG

1分咲き?2分咲き??って感じですhappy01

「綺麗に咲いてね♬」と思いながら、撮影しましたよshine

桜_その3.JPG

近くの別場所の桜は、満開に近い状態で咲いています!

 

 

 

私はお花見へ行くことを自粛していますが、

みなさまは行かれましたでしょうか?

 

 

 

家でジッとしている時間が長いだけに、

お出掛けされた方は「解放感」と「桜を見れた満足感」でご満悦のことと思いますnote

気分もアゲアゲではないでしょうか?up

 

 

 

私は車から桜を見るだけですが、

来週の岡山髙島屋さんでの催事に向けて気分はアゲアゲですupupup

 

 

 

まだしばらくは桜を見れそうな感じですので、

感染対策・予防にご注意いただき、桜を愛でてくださいませnotenotenote

 

 

 

みなさまにとって、本日も良き1日となりますように!

そして、桜パワーが皆様に元気を与えてくれますように!!

合掌

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